母が肺炎で10日ほど入院していた。体調も順調に回復し、急きょ今日退院した。入院先の病院でエレベーターを待っていたら、ドアが開いて現れたのが30年来の友人、山形市出身の女優「渡辺えり」さんだった。お互いに「どうしたの?」と。私は「母が入院していて」と、えりさんは「父ちゃんが入院して」と。母の荷物を整理してエレベーターを降りたら、またえりさんから電話が入った。えりさんは、急いでエレベーターを降りてきて母に声をかけてくれた。母親はえりさんの母親と同い年。わたしの母は、何度もえりさんの舞台も観ているし、楽屋にもお邪魔しているから面識がある。えりさんは退院のお祝いに、東京の御煎餅を母親に渡してくれた。ほんのひと時のえりさんとの再会。こんな病院でとは思わなかった。えりさんはやさしく母親に声をかけてくれ、また、わたしに、8月の舞台の山形公演を「よろしくね!!」と。えりさんの山形公演。8月にシベールアリーナで「赤い壁の家」の新作舞台を上演する。
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