山形市の隣町、山辺町に「オリエンタルカーペット」という絨毯メーカーがある。山辺町、いや山形、日本が誇る手織り絨毯メーカーだ。山辺小学校に勤務していたころ、教え子のお父さんがこのオリエンタルカーペットの社長でもある「渡辺博明氏」には、保護者としても大変お世話になった。昭和10年創業のこの会社社屋は、その当時のままであり、教え子達を連れて「写生」に出かけたこともあった。ここで製造された絨毯は、皇居や議事堂、新歌舞伎座の正面エントランスやバチカン宮殿にも収められている。きのう一昨日と、「オリエンタルカーペット秋の大感謝祭」が行われていた。そのご案内もいただいたこともあり出かけてきた。あいにく社長のお父さんは不在だったが、国井部長さんが、そのオリジナルの絨毯を丁寧に説明してくれた。大型量販店が並ぶ今、地場産業や伝統産業が生き残るには難しい時代だが、こういう時代だからこそ「いいものを」「次の時代にまで残していけるものを」と、熱いお話を伺ってきた。・・社長の息子は、先日行った石巻の子ども達への学習支援にも行った教え子で、この学習支援を再開できたきっかけにもなった教え子だ。いろんな「縁」を感じる。・・次の時代に生き残るために、これまでのものを活かしつつ新しいものに目を向ける新しい「目」を関した。世界的工業デザイナー、山形出身の奥山清行氏のデザインの絨毯もあった。・・オリエンタルカーペット・・山形の誇りである。
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