街角

ランニングロード途中の角にあった商店の取り壊しが始まった。小さな地区に1軒だけあった商店。お菓子もお酒も、またその昔は「塩」の取り換えをしていた小さな商店。去年の暮れに商店の窓に「12月で閉店します。長年のご愛顧ありがとうございました」と張り紙があった。昔ながらの門構え、お店の先の茶の間には囲炉裏もあった。窓は飾り窓。小さな商店が成り立たなくなった今、記憶に残しておきたい建物だった。解体業者の豪快な鉄の爪が取り壊していった。